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B型肝炎とは

B型肝炎ってどんな病気?

B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)によって引き起こされる肝臓の病気です。肝炎になると、肝細胞が壊れ、肝機能が低下します。主として、ウイルスには血液や体液を通して感染します。現在の日本でのB型肝炎患者には、ウイルスを保有している母親からの母子感染が最も多いといわれています。その次に多いのが性行為による感染です。

急性と慢性


B型肝炎は、急性と慢性に分かれ、一般的に急性は成人がB型肝炎ウイルスに感染したもの(一部の人は成人感染でも慢性化する)、慢性は持続感染しているキャリアが発病したものといわれています。

成人なってからの感染の場合、ほとんどは「一過性感染」で治癒し、自覚症状もほとんどありません。急性肝炎が発病すると、全身倦怠感や発熱、頭痛といった症状が現れます。重症の場合は黄疸が現れますが、2~4週間で自然治癒します。

一方、3歳未満でB型肝炎に感染した人は、約85%の割合で症状が出ないままキャリア化してしまいます。思春期から25歳くらいまでには肝炎症状があらわれますが、多くは症状が軽く、自覚症状も少ないようです。一部の人は、急性肝炎の憎悪をきっかけに、ウイルスが身体から排除されます。

一方で、慢性化してしまう人もいます。慢性B型肝炎は、適切な治療を施さずに放置しておくと、病気が進行し、肝硬変や肝がんへ進行する恐い病気です。慢性化したあとの経過のスピードは人それぞれで、病変を予測することはむずかしいとされています。

肝臓は沈黙の臓器といわれ、肝炎ウイルスに感染しても症状に気づかないことが少なくありません。B型肝炎に感染しているとわかったら、すぐに精密検査を行い、適切な治療をほどこす必要があります。

ウイルスの排出が難しい

B型肝炎は、C型肝炎と違って、ウイルスを完全に排出することがむずかしい病気です。そこで、一般的には体内のウイルス量を減らして炎症を鎮めることを目的に治療が行われます。

その際に1つの基準となるのが「セロコンバージョン」です。B型肝炎ウイルスに感染すると、免疫が肝細胞を攻撃してしまうことによって肝炎となりますが、このとき、この攻撃を逃れようとしたウイルスは、遺伝子の一部を変化させます。その結果、多くは増殖しないウイルスとなり、肝炎は治まっていきます。これがセロコンバージョンと呼ばれるものです。予想がむずかしいB型肝炎の経過では、このセロコンバージョンが重要な観察の指標となります。

遺伝子の違いによって、タイプが分けられる

B型肝炎の患者は、国内に130万人いるといわれていますが、全ての人が同じような経過をとるわけではありません。B型肝炎ウイルスは、遺伝子の違いによって細かくA~Hの8タイプに分けられています。

従来日本で多くみられているのはCタイプで、このタイプは成人になってから感染しても慢性肝炎に移行することはほとんどありませんでした。しかし、最近は欧米にAタイプの感染者が急増していることに影響され、日本でもAタイプの感染が増えているといわれています。Aタイプの場合、Cタイプよりも慢性化しやすく、成人になってからの感染でも慢性化することがあります。

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